- 基礎疾患がない、もしくはあっても軽い
- 鼻水やのどの痛みなどがない
- たんの出ないかわいた咳が続く(特に早朝と就寝前に頑固な咳が続く)
- 37-39度程度の熱が続く
- 60歳以下である
- 全身倦怠感
マイコプラズマ肺炎の場合、聴診しても肺炎を疑う雑音を発しないため、肺炎であるかどうかを診断するには胸部X線撮影の必要がありますが、X線だけではマイコプラズマ感染による肺炎かどうかを判断することはできません。
CT検査の場合は気管支壁が厚くなり、斑状の影が散在しているのがみられるため、他の肺炎との識別が可能です。
マイコプラズマ肺炎であるかどうかを確定するには血清のマイコプラズマ抗体値を測定する必要があります。
検査にかかる時間は30分程度ですが、検査キットを置いていない医療機関の場合は外部に委託しなければならないため結果が出るまでに1週間以上かかります。
この他、痰を培養する方法、遺伝子を増やして診断する方法、蛍光抗体法による抗原検出法、発病早期に上昇するIgMという抗体を検出する方法などがあります。
最も早く結果を得られるのは遺伝子を増やす方法ですが、検査ができる施設は限られています。
もし、激しい頭痛や嘔吐などの症状が現れたら髄膜炎を併発しているおそれがあるので一刻も早く医師の診察を受けましょう。